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とある茄子科の日常 2008/9/26
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9月7日

さむい。
どうやら夜中に雨が降った模様。

昨晩、荷物鞄の奥底にあるシュラフを
めんどくさがって出さなかったために、
インフレータマットしいて、ジャケットをかけて寝ていた。

自業自得だけど、さむい。

荷物をひとまとめにできるうえ、防水仕様のタフザックは
大変使いやすいものではあるんだけど、
ひとまとめにするが故、底の方にしまったものは
取り出しづらいどころか、取り出すと全部しまい直しというのは
考えものである。


で、大概寒いために、みんなで朝風呂!
温泉で一番風呂に入れるというのは、気持ちのいいものです。

そして出発。
記念写真を撮らせてもらい、別れを惜しみつつも、
今日起こること、出会うことにまた胸を躍らせます。

快晴の空のもと、気持ちよく走り出します。
この天気のために、2日ほど待機したんだ。
今日は思いっきり楽しむぞ、と意気込む。

まず目指すのは美幌峠。
途中まではジスペケの人とプチミニマスツー。
前を走るジスペケは大変かっこよかった。

立ち並ぶ木々、広がる畑と遠くには山々。
清々しい朝、快調に飛ばします。

美幌峠の頂上!
383.JPG





雲が影を落とす。
この位置からは峠道が見えるので、
この位置にカメラ設置すれば
自分が走っているところも撮ることができそう。
戻るまでカメラが無事なら。


美幌峠からは、屈斜路湖が望めます。
379.JPG





なんか真ん中に島がある。
名前はそのまま、中島。

384.JPG





なんか石が積まれてる。
三途の山か。

385.JPG





外国かと疑うほどの壮大な景色。


素晴らしい景色をいただいて、ほくほく。
と、早くも後楽園で一緒だったバルカンの人と再会。
彼は良いカメラを持っていたので、
景色もうまく切り取れるんだろうなぁ。


せっかくの快晴、できるだけ走りたい!
自然と急ぎ足になってしまう。

次の目的地、摩周湖を目指します。
峠をすいすい下る。
そのまま屈斜路湖岸を通るのですが、
聞いていた話では、この辺は温泉がたくさんある模様。
せっかくなので、どこか拾っていきます。

確か、ツーリング動画で見つけた、
公園の池と見紛うぐらいとんでもなく開放的な温泉が
ここにあったはず。
マップルに載っている、それっぽいところに停まります。

ここでまた出会いが。
僕と同じタイミングで、青いZZRの人がやってきた。
どうせ目的は同じだろうと、挨拶し、話しかけてみる。

するとこの人、近くの温泉が清掃中で利用できなかったので、
こちらへ移動してきたとのことで。

二人で軽く話しながら、温泉へ歩きます。

ドォーン
389.JPG





えっ

えっ

これ温泉?


隣に簡易脱衣所もあるし、
ちゃんと周りから見えないようになってる。
でも、対岸のキャンプ場から丸見えですことよ?

二人で戸惑いつつも、面白さの方が勝る。
ヒャッハァ!衣服は束縛だァ!
37956c4f.jpeg





反省も後悔もしていない。
一応ケツは隠しました。

二人いることの強み。お互いにポーズ撮ってパシャー。
今にして思えば、なんでタオルを腰に巻かなかったのかと。

というのも、そんなこと考えられないぐらいに、
湯温がバカ高かった。
あまりにも、あまりにも熱い。
この写真を撮るだけでも大変な苦労をしたのです。
とりあえず写真を撮り終え、入ることは諦めます。
硫黄のそれらしい匂いもするし、惜しい。

服を着ていると、30代前半ほどの中国人夫婦がやってきました。
必死に、アツイヨ!アツゥイヨ!と伝える。
伝わったか伝わらずか、服脱ぐ前に
旦那さんが手で湯温を確かめる。びっくりしていた。
だから言ったじゃないの。
しかも、熱いっつーのに、奥さん水着姿になって足つっこむ。

和やかに笑ってると、今度は老夫婦があらわれた。
管理者なのか常連なのか、よくわからなかったけど、
ここに詳しい人であるらしい。
何か知らんけど、温泉が入ってくるところ?
を土嚢でせき止めとかないといけない?だかだったらしく、
果たして僕らがそれを知ったところで、
1,2時間ほど待たないとまともに入れないんだそうだ。
「こりゃあだめだ。はいれねえ」とおじいちゃん苦笑い。

しかし朗報もアリ。
しばらく歩いたところに小屋があり、そこの温泉は
丁度いい温度だそうだ。
ZZRの人と、嬉々としてそちらを目指します。

しばらく歩いて到着したのは、古臭い小屋。
秘境の温泉っぽいよ!いいよいいよ!

こちらは木組み、広めの浴槽で、さらに結構深い。
下は岩や砂やら。すのこ?みたいなのが沈められているので、
それを足場にします。

湯温は少しぬるめ。硫黄の香りもちゃんとします。
こいつぁいいやと二人でのんびりしていると…
先ほどの中国人夫婦も、こちらへやってきたようで。
脱衣所から中国語が聞こえてきます。

ご夫婦、さっき水着だったので、やべー僕ら裸だけど大丈夫か?と
ちょっとあわてる。



お二人さん、まっ裸。
(   д )              ゜゜

僕ら二人して、一瞬凍りつく。目が泳ぐ。

タオルで隠しもしない。恐ろしいほどに堂々としている。
この日本文化の理解度。

とにかくまあ冷静を装う。
奥さんをちらちら見たりしていませんよ、本当ですよ。
いや本当に…言いがかりつけられても困るので…

で、二人で脱衣所に戻り。
ZZRの人「いやー、すごかったね。」
僕「いいもの見れましたね。」

男という生き物は本当にバカですね。
楽しいです。


しかしここで終わらないのが北海道ミラクォ。

スミマセン!と片言の日本語で呼ばれる。
旦那さんの手にはカメラ。
おい、あんたまさか。

旦那さん「カメラ…シャシン…オネガシマス」

位置的に近いところにいたせいなのか、
若い僕に譲ってくれたのか知らないが、
僕が撮ることに。

再び風呂場に入り、入浴中のご夫婦を撮影。
なんだこれ。

まああれだよね。
北海道だし。(?)

嬉しそうに感謝の言葉を連発する旦那さん。
思いっきり日本語で、どういたしまして!と返事する僕。

ZZRの人「そこはyou're welcomeでしょーw」
ぐうの音も出ない。


いやあ、まさか本当にこんなことがあるとは。
ZZRの人と盛り上がりつつ、温泉を後にします。


駐車場に戻ると、またも再会が。
一人は、今日二回目のバルカンの人。
彼も温泉目的で、中国人夫婦が入ってたよ!と伝えると、
まじで!?と嬉しそうに走っていきました。グッドラック。

二人目は、なんとこの旅行を始めたばかりの頃に泊まった宿、
カニの家で出会った、オフ車乗りのおっさん。
あちらさんも僕のことを覚えててくださり、
こんなこともあるもんだねぇ、と談笑。

三人目は僕ではなく、ZZRの人の再会。
前日の宿で一緒だった女性らしい。
彼女もまた、近所の温泉が清掃中だったために
こちらへ来たとのこと。

屈斜路湖すごいな。
ここだけでいろんなことがありすぎた。


思いのほか長居してしまった屈斜路湖。
ここからは摩周湖を目指して走ります。

で、ここでZZRの人ともお別れ…かと思いきや、
彼も目的地が一緒!というわけで、ようやくそれらしいマスツー!

といっても、摩周湖はすぐ近くなので、あっという間に到着。
ここの駐車場、直前にきっつい登り坂。頑張ってくれエスト…


さて、摩周湖。
霧の摩周湖として有名ですね。
なんでも、晴れた摩周湖を見てしまうと、
婚期が遅れるんだそうな。
394.JPG





ヒィィーッ


…実際見てると、婚期がどうのとか
すごくどうでもよくなる景色でした。
湖面が素晴らしく美しい。
397.JPG





これは見とれるわ。

売店で適当に昼飯。
いももちやら、牛乳やらで軽く済ませる。

早いもので、折り返しもとうに過ぎた旅。
売店を見ると、そろそろお土産を連想し、切なくなります。


そして、しばらく行動を共にしたZZRの人とも、ここでお別れ。
駐車場の係員さんに写真を撮ってもらい、出発します。

途中の分かれ道で、手を振りながらそれぞれの道へ。
楽しい時間でした。


結構時間が押しています。
それでも、今日一番の目的地がまだ残っています。
少々急ぎ足で向かいます。

その目的地も、北海道ツーリストなら大抵ご存知の名所。
神の子池です。

そこに向かう途中、低めの山に
「牛」
の一文字。
うまく撮れなかったので写真はないけど、ググったら出てくるでしょう。

のどかな道を走り、神の子池の看板を発見。
入り口は…もうダートは勘弁してください…

まあ、ここのダートはどこより最初に知っていたけども。
今まで出会った人からも、「思ったより短い」と聞いていたので、
楽観視していました。昔より整備されたとも聞いたし。

ダートはダートでした。必死にニーグリップぎゅー。
対向車が素晴らしく怖い。これ車二台は結構つらいぞ…

冷や汗かきつつ、無限に思えるダートを制覇。
その先には、最高のご褒美が待っていました。
432.JPG





幻想的な場所でした。
水のあまりの透明度に、底から湧くのも確認できる。
日が雲に隠れればまた見え方も変わる。
時間によっては、木々の影でまた見え方も変わるんだろう。

しばらく立ち尽くす。
ハッとしたように写真をバシバシ撮る。

北海道の写真は、ネットや雑誌でいっぱい見てきた。
でもやはり、この目で、直に見るのは、全然違う。
分かってはいたけど、感動する。


ひとしきり堪能して、池を後にする。
すると、ここでまた再会。ジスペケの人!
彼もまた、涙目になりながらダートを走ってきたという。
共感を覚えつつ、再開を喜び合う。

彼も、僕と同じく根室の方を目指す予定らしいので、
明日以降また再会できたらいいね!と別れる。



最後の目的地は、宿泊地でもある開陽台。
ここもまた、ずっと訪れたかったところです。

またひどく急な登り坂。明らかにきつそうなエスト。とほほ…

なんとか駐車場に到着。してぎょっとする。
遥か上まで続く階段…キャンプ場はこの上。
クソ思い荷物を、上まで持っていかないといけない。
顔真っ赤にしながら階段を上る。
普通の観光客がじろじろ見てくる。ヒィー

なんとか頂上に到着し、荷物を置く。
受付がいるかも、と売店へ行って話を聞くと、
なんとバイクで登ってこれる道があるそうな…
なんたるくたびれ損…
ただ、オフ車じゃないときついかも知れないらしい。
もう荷物は運んでしまったし、バイクはそのままにすることに。

そのまま売店で、名物らしいハチミツソフトをいただく。
牛乳ソフトにハチミツがかかっている。そのまま。
味も想像通りではあるけど、想像以上においしい。


さて、ここ開陽台は、割かし低いところにあるにもかかわらず、
周りの景色が360度開けて見える。
地球が丸く見えると有名な展望台です。
440.JPG





北海道らしい景色がずーーーーっと広がる。
少し雲が多めなのが残念ですが、
雲の隙間から差す光がまた神々しい。

が、ゆっくり写真を撮ってもいられない。
小さい羽虫が恐ろしいまでにたくさんおりまして…

展望台を降りると、予想GUY。
またもジスペケの人と再会。
適当なテーブルでゆっくりします。

ここにきて再開率が狂いまくっております。
やっぱり、目的地が重なりやすいためか、
北海道での再開率は高いようで。

まあ、何度経験してもうれしいものです。


彼と別れてから、テント設営。
しかし、けっこういい時間にもかかわらず、人が少ない…

ここでクマが出現し、キャンプ禁止っていう話も結構あるようで、
人が少ないとなんとも心細い。

しかしジンギスカン。
近くのセイコマでまたラム肉と野菜詰め合わせを買い、
お酒も合わせて楽しみます。
後始末はしっかり。クマ相手にゃ意味ないだろうけど。

ここは、星空の素晴らしさも有名。
が、残念なことに雲がモクモクと増え、
ぽつぽつと雨すら当たる始末。

天気予報では、深夜から晴れる予報らしいので、
アラームをセットし、とりあえずは寝ることとします。


とても詰まった1日を振り返りつつ、
情緒あるテントの明かりに照らされ、
明日のルートを考える。
何度過ごしても、キャンプの夜はいいものです。


星空に期待しつつ、就寝。



今回はおバカかつ長かった…
つづく…
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性別:
男性
誕生日:
1991/03/23
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バイク 旅行 音楽鑑賞
自己紹介:
社会人一年生。


旅行が好き。手段は問わず。
神社仏閣や、日本の原風景が好み。

バイクが好き。レトロチックなやつ。
Brough Superior SS100は、
この世で一番カッコいい。
愛車はエストレヤRS(01年式)

ゲームが好き。
UO@飛鳥
禅都在住。ハウジング最高!


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