忍者ブログ
とある茄子科の日常 2008/9/26
[284]  [283]  [282]  [281]  [280]  [279]  [278]  [277]  [276]  [275]  [274
[PR] 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

世間は花見で賑わっているのに、丁度そのシーズンに学校が始まる。
そんな悲しいことはない。

なんとしても桜を楽しもうと画策していたところ…
昔、ゴールデンウィークに友達と二人で平安神宮を訪れ、
その何もなさにびっくりして帰ってきたということがあった。

その友達から、「平安神宮のライトアップあるからリベンジ行こうぜ!」
とのお達しが来た。行からいでか…!



そんなわけで春は二度目の京都、今回はリクエストもあって、
嵐山・インクライン・平安神宮を目的地として出発。

近鉄特急で一路、京都へ向かう。やはり電車での旅が、一番ゆったりしていて良いものだ。
新名神できたから、バスの方が早いやら安いやらだが、楽しむのが旅である。
どうせならその行き帰り、移動時間も楽しみたい。



京都駅から嵯峨嵐山へ。
ちょっと前は、乗り場がたくさんあってややこしいなぁと思ったけど、慣れた。
大阪に比べればどうということもないんじゃないだろうか。

そうしてやってきました、心のふるさと嵐山。
終わりかけとはいえ一応シーズンなので、電車内も現地も人でいっぱい。

とりあえず渡月橋を渡り、公園へ。
柵に囲まれた、少し大きな枝垂桜は、花びらをほとんど落とし、葉桜になっていた。
それでも、まわりに並んでいる桜は文句なしの満開で、花見客で賑わっていた。
駐車場の桜が一番綺麗に咲いていたと思う。もったいないな、この立地は。

カメラ片手に、人だかりができていた所からパシャリ
ee95197a.jpeg







家のデジカメを超える画素数を持つ携帯カメラの性能は、流石なかなかのものだった。
シーン設定とか、フォーカス設定とか弄ったらもっときれいになるんだろう。



そしてお約束、天竜寺へ。
ここの百花苑は、忘れもしない感動を覚えた庭園だった。
が、今回は流石に遅かったか、重要な位置にある桜は、もうピークを終えていた。
ツツジや山吹、一本の木に赤白二色の花が咲いている桃など、十分綺麗ではあったけど、
残念な気持ちにならざるを得なかった。満開の桜吹雪、いつかもう一度見たい。



といったところで昼飯タイム。
どうせなら嵐山っぽいものがいいなぁ、と探していると、
「とろ湯葉丼」の文字を掲げている店を発見。興味が沸いたら行ってみる。

中は若い女性客でいっぱい。野郎二人組では完全にアウェーだったが、気にしない。

「とろ湯葉丼」 880円
名前の通り、とろとろの湯葉がご飯の上に乗せてあり、そこにさっぱり味の あん がかかっている。
三つ葉、生姜、わさびがアクセントに少し乗せられていて、なかなかおいしかった。

けど、湯葉って食感を楽しむものと思ってたし、ご飯と一緒に食べてしまうとよくわかんない。
湯葉を食べつつご飯を食べる、この料理の意味をぶち壊す食べ方。申し訳ない。
でもおいしかった!



桜餅を買って、嵐山を後にする。
平安神宮のライトアップは6時からなので、それまでの時間をつぶすべくコースを考える。
電車の駅から考え、二条城・南禅寺・インクライン・平安神宮と辿ることに決定。
そういうわけで二条城へ。



小学生のころに修学旅行で来たはずの二条城。
うぐいすの鳴き声がする板張り廊下と、四方どこから見ても睨まれているような獅子の絵…
ぐらいしか記憶になかった。あんまり興味もないし…

桜も完全に時期を終えていて、ライトアップはされるようだけど、あれではもうダメだろう…

城を後にし、蹴上へ向かう。



蹴上駅から徒歩すぐ、南禅寺に到着。
ここは、南禅寺方丈庭園の他に、金地院庭園などいくつか庭園を公開しているが、
それぞれ料金を払わないと見ることができない。これがバカにならない…

まぁ、南禅寺といえば紅葉だし、時期も外れているから方丈庭園だけ見ていくことに。

入ってすぐ、別料金を払えばお茶とお菓子が楽しめる茶室があった。
すぐ近くに滝が見え、水の音が心地いい。次来たら絶対茶ァ飲むぞ。

少し進むと、和室に洋物絨毯が敷いてある部屋を発見。テーブル・椅子もモダンな雰囲気。
でも、その部屋から見える庭は、小さくまとまった綺麗なもので、鹿威しもあった。
あんまり音は綺麗に響かなかったが、雰囲気は見事に出ていて良かった。

で、各所庭園を見て回る。
東福寺に似たような作りで、廊下から数々の小さめの石庭を眺める。
それらしい、とてもいい雰囲気を出している所だった。ここは来てよかった。
ぜひとも紅葉の時期に再び来たい。



南禅寺を出てすぐ、インクラインに到着。
昔、廃線になったトロッコの線路に覆いかぶさるように桜が咲いている。
まぁ、今までと同じくほぼ葉桜だったんだけども。
2fb47553.jpeg







それでも良い景色だった。線路を歩くってのは変な気分である。




いよいよ、今回のメインディッシュ・平安神宮のライトアップ。
が、事前の調査が至らないばかりに予想外の事実に驚くことになった。

ライトアップの期間は、同時にコンサートを開いているらしく、そのチケット(2000円)を買わないと、
庭園を見るとか以前に中に入れない。
しかも、すでにかなりの行列。歩き続けて疲れが出始めているあたりに、これはキツイ。

それでもこのためにここまで来たんだから、諦めるわけにもいかない。
夏目二人を見送り、行列を耐え忍ぶ。
どんどん増える後続。自分らはまだ早かった方だった。



中に入ったら、まず南神苑を見たあと、東神苑を見ながら演奏を聴く、という風。
行列に流されるように中に入り、いよいよ紅枝垂桜の咲き乱れる神苑に入る。

今までの状況から、桜の具合が少し心配だったけど、いらなかった。
非常に綺麗だった。夜だとまた良い感じに雰囲気が出ている。

天竜寺に勝る感動を覚えた。水面に映った桜が、また綺麗で幻想的で。
重なるように咲いていたので、花の天井になっていた。涙がにじんだ。
46457a5c.jpeg










思い出すだけで泣けてくる。

どうでもよかった演奏も、思いのほか良い雰囲気を作っていて、
邪魔になるどころかむしろ良かった。そういう曲を選んだんだろうけど。

あまりの人の多さに、隙間がなくなるほどもみくちゃになったりもしたけど、
来てよかったと強く思った。とても綺麗だった。



メインディッシュに大満足し、再入場券でまさかの二周なんかしたため、
帰りの電車が危なくなった。ダッシュで駅へ向かい、なんとか終電に間に合う。
おかげでまともに晩飯を食えなかったけど、疲れて食欲もなかった。
日付が変わる直前に帰宅…



以上、終わりよければ全て良し…な旅でした。
本当に綺麗だった…しばらく写真を眺めてニヤニヤしたり、目頭を熱くさせることでしょう。


次は…
ニュースで御柱祭をやっていたので、なんとか暇を見つけて行けないかと考え中…
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
こないだ仕事で京都行ったけど、坊さんがスクーターで事故ってました(笑)
ぽんたろ 2010/04/13(Tue)19:27:28 編集
無題
あのへん、原付めちゃくちゃ走ってるのな。
袈裟着た坊さんもよく見かけたし。

都会は走りたくないな(´ω`)
とまと 2010/04/16(Fri)00:23:12 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新記事
(05/14)
(03/07)
(02/25)
(12/17)
(10/20)
最新TB
プロフィール
HN:
tomato
年齢:
33
性別:
男性
誕生日:
1991/03/23
趣味:
バイク 旅行 音楽鑑賞
自己紹介:
社会人一年生。


旅行が好き。手段は問わず。
神社仏閣や、日本の原風景が好み。

バイクが好き。レトロチックなやつ。
Brough Superior SS100は、
この世で一番カッコいい。
愛車はエストレヤRS(01年式)

ゲームが好き。
UO@飛鳥
禅都在住。ハウジング最高!


絵:ぼるさん
感謝!
バーコード
ブログ内検索
Photo by 音信不通
忍者ブログ [PR]